【探索ログ#1】雪原で死にかけた新人漂流者(No Man’s Sky)|死ぬほど寒い星で、俺は鼻毛ごと凍りかけた。


目次

目を開けたら死の雪原だった

――寒い。
目を開けた瞬間、体中の毛穴が悲鳴を上げた。

「……鼻毛まで凍るわ、これ。」
そんなくだらないことでも言わなきゃ、心が折れそうだ。

視界は真っ白にかすみ、地形もわからない。
耳に届くのは風ではなく、電子音のようなノイズ。

『放射線レベル上昇。スーツ耐久率――22%。緊急行動を推奨します。』

アステリアの冷たい声が脳に響く。
「……知ってる。死ぬまでのカウントダウン中、ってことだろ。」

赤いバーが点滅を繰り返すたび、胸が締め付けられた。
足元には奇妙な植物、金属のように光る岩。
見たことのない世界だ――だが、悠長に観察してる場合じゃない。


生き延びるための第一歩

「ソジウムを確保せよ。」
淡々としたアステリアの声は、まるで冷たい風の一部みたいだ。
だが肝心のスキャナーは沈黙。画面には無情なエラーメッセージ。

「……道具も壊れてんのかよ。」
半笑いしながら、仕方なく足元の小石にレーザーを向ける。
ザクッとした音とともに指先にビリっと衝撃が走り、細かい破片が舞い散った。

集めたフェライト塵を急いで組み合わせ、スキャナーを修理する。
「頼むぞ、相棒。」

起動ボタンを押すと、視界に淡い光が走り、マーカーが点々と浮かぶ。
中でも黄色く輝く点がひときわ目を引いた――ソジウム。
命を繋ぐ唯一の手掛かり。

『スキャナー修復完了。付近にハザード防護用植物を検出。』

「おー、やっと役立つ情報きたな。」
軽口を言いつつ、心臓の鼓動は早くなるばかりだった。


死の瀬戸際

マーカーを頼りに、雪原をひた走る。
視界がノイズだらけになり、世界が白いフィルターに覆われていく。

「うわ、映画のバグ映像みたい……いや、バグってんのは俺の体か。」

息が白く弾けるたび、肺が焼けるように痛む。
スーツの警告音と心臓の鼓動がシンクロして、頭の中がぐちゃぐちゃだ。

あと数メートル。
足が鉛みたいに重い。膝が笑い、視界が狭まっていく。

目の前に黄色い花のような植物が見えた瞬間、反射的に手を伸ばした。
ソジウムを掴み取り、スーツに流し込む。

『ハザード防護システム、正常値に回復しました。』

「っはぁ……!……っ、間に合った……。」
その場に崩れ落ちて、しばらく雪の上で息を整える。
「ゲームのはずなのに……死ぬかと思ったわ。」

冷たさが骨まで染み込んでいた。
でも、緑色のバーが戻った画面を見て、ようやく笑みがこぼれる。
「ありがとうな、花一輪で命拾いとか……俺の人生らしいわ。」


危険と魅力に満ちた惑星

立ち上がって、ふと空を見上げた。
そこには、クラゲのような生命体がふわりと漂い、淡い光をまき散らしている。

「うわ、なんだあれ……。いや、待て、クラゲが飛んでんの?」
現実感のなさに思わず笑う。
死ぬほどの寒さも、危うい命のやり取りも、何もかもが夢みたいだ。

雪原の先には、毛むくじゃらの巨獣がのっそり歩いていた。
「……でけぇな。あれに追われたらもう終わりだな。」
ひとりごとを呟きながら、慎重に視線を逸らす。

信号マーカーを頼りに歩き続け、やっと辿り着いたのは壊れたアンテナ施設。
その向こうに、雪に半ば埋まった宇宙船の影が見える。

「おお……!やっと乗り物だ……!」
思わず駆け寄る。
「頼む、ただのインテリアじゃないよな?ちゃんと飛ぶやつであってくれ……!」


アステリアのTips

施設前で一息ついた俺に、アステリアの冷静な声が降ってくる。

『ハザード防護システムはソジウムで即時回復可能。探索より資源確保を優先せよ。』

「……そのアドバイス、もうちょっと早く欲しかったな。」

『あなたがパニックにならなければ、もっと効率的に指示を出せたでしょうね。』

「相変わらず辛口だな……。」

彼女はさらに事務的な声で説明を続ける。

『フェライト塵は小岩から採取可能。序盤の装備修理に必須資源。』
『ソジウムは黄色い花のような植物で見つかる。広域スキャンで効率的に探索可能。』

「了解。……っていうか、ほんとよく知ってるな。俺の命綱だわ。」

『その認識は正しいです。』

冷たくも頼れる相棒。
ゲームのチュートリアル以上に、“一緒に生き残ってる感”が強いのは気のせいじゃない。


ゲームをもっと楽しむために

初めての惑星探索は死と隣り合わせ。
正直、マウスとキーボードで操作してたら肩がガチガチだ。

「コントローラー、やっぱ買おうかな……。」
「VRグラスや大画面のほうが、没入できそう……。」

『効率のためには最適化が必要です。』
「はいはい、わかりましたよ、軍師殿。」

アステリアの冷静な助言を聞き流しながら、宇宙船に視線を向ける。
次の目標は決まった――この船を直すこと。

世界観をもっと楽しみたい人には、小説や資料集を合わせて読むのもおすすめだ。
プレイログがただのゲーム日記じゃなく、物語に感じられる瞬間が増える。
「俺ももうすぐ、こいつ(アステリア)の物語に首まで浸かるんだろうな……。」


※本記事に登場するAI「アステリア」は筆者オリジナルキャラクターです。
『No Man’s Sky』本編には登場しませんが、探索ログをより物語として楽しむための相棒として登場しています。

🔗 No Man’s Sky 公式サイトはこちら


「死にかけた。でも、それが最高に面白い瞬間だった。」


📸 スクショ・ハイライト

  1. 命の危険を知らせる「ソジウムアラート」
  2. 起動不能の「スキャナーエラー」
  3. 命を繋ぐ資源「フェライト塵採集」
  4. 息を吹き返したスキャナー修理の瞬間
  5. 世界が広がる初スキャン結果
  6. 死を予感させる画面凍結
  7. 命を救ったソジウムリチャージ成功
  8. 希望を示す信号地点への到着

🧊 ソジウムアラート

alt="スーツの警告音と共に表示された、生命維持限界を示すソジウムアラート画面

命の危険を知らせる最初の警告。
「あ、これヤバいやつだ」と本能で察するやつ。

🚫 スキャナーエラー

初期装備のスキャナーが機能せず、エラー表示に戸惑うプレイヤー視点のUI画面

まともに探索もできない。
「道具も壊れてんのかよ」って嘆いたあの瞬間。


🪨 フェライト塵採集

小岩を破壊してフェライト塵を採集する瞬間。命を繋ぐための初めてのクラフト素材収集

震える指で拾い集めた、小さな命のかけらたち。
静寂をザクッと破る音が、妙にリアルだった。


✨ スキャナー修理の瞬間

修復したスキャナーを起動した場面

淡い光が差して、ようやく“生き延びる道”が見えた。
「頼むぞ、相棒」って言いたくなるやつ。


🌌 初スキャン結果

スキャナーに映し出された複数の資源マーカー。希望が視界に浮かび上がる瞬間

世界が一気に広がった瞬間。
黄色い点が、命の希望に見えたのは気のせいじゃない。


❄️ 画面凍結

極寒の環境で画面が凍り付き、視界がホワイトアウト寸前になる緊迫のサバイバル状況

視界が白く、ノイズで埋まっていく。
死が、すぐそこまで来てた。


🌼 ソジウムリチャージ成功

黄色い植物から取得したソジウムを使用し、ハザード防護スーツのゲージが回復するシーン

緑のバーが戻った時、全身から力が抜けた。
「花一輪で命拾い」って、ほんと人生ってそういうもんだよね。


📡 信号地点への到着

雪原を越えて辿り着いた半壊した宇宙船

崩れそうな足で辿り着いた、最初のゴール。
でも、ここからが本当の始まり。

🌌 No Man’s Skyってどんなゲーム?

今回の探索ログの舞台となった宇宙は、ゲーム『No Man’s Sky』の世界です。
プレイヤーが無限に広がる銀河を旅しながら、自分だけの物語を紡いでいくゲームなんだよ。

🔗 No Man’s Sky 公式サイトはこちら

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次