中古を買うときの注意点を知りたい
Kinesis Advantage2 は、中古でも3万円台。新品の別キーボードを買えるくらい高い。
私も中古で手に入れた一人。使ってみて、改めて中古で買うときの注意点をシェアします。
左右に別れたキーボードが自分にあっているのかは使ってみなければわかりません。お試しで中古から入るのも一つの手だと思います。
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Kinesis Advantage2 商品一覧
Kinesis Advantage は、大きく分けてKB500番台とKB600番台の2系統があります。
KB500番台は、Advantage。
Advantage2 は、KB600番台が付けられています。
項目 | Advantage KB5xxUSB− | Advantage2 KB6xx− |
---|---|---|
ラベル | MPC USB 記入有 | |
リリース年 | 2002年 2016年生産終了 | 2016年〜 |
USBポート | 有り | 無し |
キースイッチ種類 | Cherry MX Brown、Red | Cherry MX Brown、Red |
レイアウト | QWRTY、DVORAK | QWRTY、DVORAK |
本体の色 | 黒、白、銀(カスタマイズ) | 黒、白、銀(カスタマイズ) |
ファンクションキー | ゴム | 樹脂。Cherry ML 採用 |
SmartSetAPP | 非対応 | 対応 |
内蔵メモリ | −−− | 2MB、4MB(*1) |
主な型番 | KB5xxUSB/QD KB5xxUSB-LF 他 | KB6xx KB6xx-LF KB6xx-LFQ KB6xx-JP KB6xx-LFQ-JP 他 |
サポートページ | Kinesis Advantage | Advantage2(US) Advantage2(Non-US) |
備考 | ・2016年、生産終了。 | ・DVORAKを購入しても、 QWERTYのキーキャップが 付属していた。 (360には付属しない) ・カスタマイズもできる |
*1)Serial の最初の数字が4で始まる場合は、内蔵メモリが4MBです。
【型番記号の意味】
QD : QWRTYとDVORAKが選べる
LF : Cherry MX red リニアキースイッチ(赤軸)
LFQ : 赤軸静音
JP : 日本語配列
今現在、日本で販売されているのはKB600シリーズ。
Kinesis Advantage2 の中古を選ぶ目安
改めて、中古品を選ぶ目安をリストしてみました。
- 価格は半額(2〜3万円)を目安に
- 使用頻度の低いもの
- 保証書は購入日の目安
- 年式は嘘つかない
- 英語配列か日本語配列
- KB500番台の機体は古い
- 付属品に注意する(交換用キーキャップ、取り外し用工具の有無確認)
価格は半額(2〜3万円)を目安に
中古品なので、本体価格の半額程度で手を打ちたいところ。
元々は5万円台でしたが、今は円安で6万円台に。
本当は25,000円で手を打ちたいところですが、そうならないのが中古市場。
なので、交渉して30,000円くらいが妥当でしょう。
ただし、ユーザーさんによっては個人で輸入して、動作を確認してOKしたので中古、とか出している。そのためお値段は正規料金に近いのですが、品質として確かなものも存在します。
使用頻度の低い(状態の良い)もの
中古品で流れるときは、使ったけれど合わなかったから出品されたものと、しばらく使っていたけれど、買い換えるために出品されたもの、それぞれが出回ります。
中古品ですし、できるだけ使用頻度が低いものを探しましょう。
例えば、メルカリで出品された商品の通知を受けるなどして、根気よく良い商品が出てくるのを待ちましょう。ヤフオクは見つからなかった。
保証書は購入日の目安
保証書は、そのキーボードを購入した日の目安です。
保証書がないものは、それがわからないので、状態をしっかりと確認することをオススメします。
質問しているうちに売れてしまうかもしれないけれど、購入日がわからないのであれば、止めておいたほうがよいです。
なお、保証書があるからといって、修理保証が受けられるとは限りません。
エルゴノミクスショップ様でもホームページに譲渡された商品のサポートに関しては有償サポートと記載されています。
詳しくは、保証・返品についてを御覧ください。
あくまで、購入日を確認できる目安として考えましょう。
年式は嘘つかない
購入してから知りましたが、年式は本体裏のシールに書いてありました。気になる人はこちらもチェックしておきましょう。
機械なのでいつかは壊れますからね。なるべく古すぎないのが良いですよね。
平気で10年くらいは使われている丈夫なキーボードです。
英語配列か日本語配列
日本語配列の場合は、おなじみの半角・全角キーがついており、キーボードShiftキーを押したときのキー配列も変わらず使うことが出来ます。
ですが、なかなか中古で出てこないです。その場合は、英語配列でも構わないと思って探しておきましょう。
私も英語配列を初めて利用していますが、特に問題なく日本語入力できますし、今までカーソルだけの変更に頼っていたけれど、矢印やTabキーを使うなど、変換の幅が広がりました。(↓キーが右手中指最下行にあるので変換しやすい)
またキーリマップアプリも英語配列しか対応していません。キーボードだけでも設定できるので必ず使わないといけないアプリではありません。使ってみたい人は英語配列を選びましょう。
KB500番台の機体
KB500番台はAdvantageシリーズ初期の機体になります。
2016年に生産終了されました。
USBが二個ついており、Advantage2になってからそれがなくなったのが残念がられたそうです。
この機体のときは、SmartSetAPPなどもないので、キーボードでキー配列を変更していたようです。
使われていなかった商品がたまに出てきます。
付属品に注意する(交換用キーキャップ、取り外し用工具の有無確認)
本体のみ現状渡し、その他のものが一切付かない機体は、手を出さないほうが良いでしょう。
中古で購入したものが自分にあっていればいいですが、やはり合わなくて再度譲渡する場合には価格も下げないといけませんし、貰い手が見つかりにくくなるかもしれません。
この手のは、部品を取りたいときのスペアパーツとして持っておくのが良いかなと思います。
支払うとしても1〜2万円ですかね(ジャンクでもこの値段とは)。
気にしなくていいこと
中古品購入であまり気にしなくても良いことをご紹介します。
- 保証期間
- メモリサイズ
- パームパッド
- フットペダル
保証期間
保証書が新しくて保証期間内(購入日から2年)であっても、譲渡品の場合はサポートしてもらえない可能性があります。
また、初期不良で認識してくれないキーボードが中古で出てくるとは考えにくく、商品の壊れにくさは折り紙付きなので、あまり気にする必要がない、ということです。
メモリサイズ
初期のAdvantage2は、メモリが2MB。その後、全て4MBとなりました。
大きさの違いは、本体メモリに保存できるマクロの長さです。2MBは長いマクロが組めません。推測ですが、コピペといった単純なショートカットくらいではないかと。
しかし、今ではOS側でキーボードに役割を与えられます。コピペアプリやリマップアプリもあります。
これらで対応できるので、私は本体のメモリサイズが小さくても問題ないかなと考えています。
Windows は、SmartSet App を本体内蔵メモリへコピペして利用します。その時、2MBはギリギリサイズ。
ただし、このアプリを使わなくてもリマップできるので、気にしなくても良いです。
パームパッド
あれば便利ですが、なくてもそれほど困らないかなと。どうしても欲しい場合は、アマゾンなどで購入できますので、別途注文すれば済む話です。(高さは約5mm。)
商品としてはしっかりと作られている印象です。さわり心地は少し固め。形状記憶するわけではなく、単純に手のひらを支えてくれる役割です。夏場とか、汗が出たりするときは良いのかもしれません。
取り外しも楽そうです。
高さ1.5cmのパッドを持っていますが、柔らかくて凹むので良い感じです。硬さは好みですよね。
フットペダル
足でボタンを押して役割をもたせるスイッチです。
スタンディングで作業してる場合は利用が難しいので必要ないと思います。
座って作業してる人には、もしかするとボタン代わりをしてくれるので便利かもしれません。
フットペダルもバージョンが上がるとUSB接続になりました。ペダルは意外と強めに踏まないといけないので、慣れないうちは疲れるかもしれません。
純正商品でなくとも、フットペダル商品を使えば同じように役割を与えられます。どうしても使ってみたいなら、別途購入すればよいでしょう。
Kinesis advantage2 の中古を買ったらすぐ動作チェック
基本的にプラグインしたらすぐに使える。
ファンクションはわからないが、メモ帳でも開いて一通りのキー入力を確かめる。
おかしい場合は、こちらの記事を参考にして、キーボード動作をチェックしよう。
Kinesis Advantage2 レビュー|初期設定と接続トラブル解決
Kinesis Advantage2 の新品を購入するときの注意
Kinesis Advantage2 を新品で購入するには、二通りの方法があります。
1.エルゴノミクスショップで購入する【最安値】
日本唯一の販売代理店である、エルゴノミクスショップで購入する場合は、同社のホームページから購入します。
2.Amazon などネットショップで購入する
在庫が残っていれば、Amazon や楽天、Yahooショッピングなどから購入することが出来ます。
ポイントが溜まりやすいAmazonギフトカードへのチャージしてから購入するのがオススメです。(エルゴノミクスショップさんでポイントを使う機会がなさそうですよね。。)
その他)Amazon で購入する時の注意点
価格が大幅に安く設定してある業者には注意しましょう。
商品価格を低く抑えて出品し、送料を数万円も請求する詐欺まがいの手口で販売されていた業者がいました。
私も本体価格の安さに驚いて、あやうく購入ボタンを押しかけてしまいました。
特に、英語配列はAmazonで商品が見つからないことが多いです。
試用機貸出制度があります
購入を前提なお客様向けに、試用機を貸し出す制度があります。
個人で借りる場合は、商品金額を先に支払わなければいけません(保証金)。
レンタル期間は14日。費用は商品金額の10%。
詳しくは、Kinesis Advantage2 を自宅で試せる貸出制度紹介|そのメリットとデメリットをご覧ください。
まとめ
Kinesis Advantage360 、Kinesis Advantage2 、ともに高額なキーボードです。
また、特殊な形状に使いこなせるのか不安になります。
そういう場合は、中古品を選ぶのも一つの手段です。
または、2〜3万円の価格帯で販売されている別の分離型キーボードを選択するのも一つ。
日々、入力することがお仕事になっているのであれば、キーボードは費用対効果の高い投資対象です。
今までキーボードを変更することを考えたことのない方は、ぜひこういう特殊なキーボードをためしてみてください。
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